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昔は日本と韓国に時差があった?韓国との時差がなくなった理由や背景とは!

昔は日本と韓国に時差があった?韓国との時差がなくなった理由や背景とは!

日本と韓国との間に時差があったということをご存知ですか?2024年現在は、日本と韓国に時差はありませんが、形式上はそうであるだけで、実際に日の出や日の入りの時間は違っています。

日本と韓国が位置する場所によるもので、実生活では時差や時差ボケを感じることもあるようです。

この記事では、日本と韓国 時差がなくなった経緯や過去の時差について、また現在も存在している数十分の違いについても解説していきます。

韓国との時差がなくなった理由

日本と韓国の時差がなくなった理由は、米軍の共同軍事演習をするため、日本と韓国の時間を統一させる必要があったからだといわれています。

具体的には、1912年に日本が韓国を統治したことをきっかけに、それまで設定していた30分の時差をなくしました。そして1945年に韓国が独立し、1954年に再び時差を作ります。しかし、1961年にグリニッジ標準時(国際的な基準時刻)を基準にするため、日本の時間に韓国が合わせるかたちになりました。

【参考サイト:在大韓民国日本国大使館

現在も韓国との時差があるって本当?

紆余曲折ありながらも、1961年に時差が廃止されてからは同じ時間設定を採用している日本と韓国。しかし、厳密に言うと現在も時差は存在しています。形式上、日本と韓国の時差はなくなったわけですが、実際に生活していると感じる時差。距離の近い隣国同士ですが、どれくらいの時差なのか、またどんなときに時差を感じるのか見てみましょう。

韓国との時差は何分?

現在、日本と韓国の間に存在している時差は約30分だといわれています。かつての時差と同じ30分の違いは、形式上同じ時間を設定していても、自然現象で生まれてしまうそう。

実際、韓国と日本の朝の明るさは全く違います。首都であるソウルと東京で比較してみると、東京のほうが東に位置しているため、日の出が50分も早いのだそうですよ。

韓国との時差はなぜ今もある?

日本と韓国の時差が現在も存在している理由は、日本が東経135度に位置している一方、韓国は東経126.59度に位置しているからです。

1961年に時差が廃止された段階で、韓国では東経135度を基準とする時間を採用することが発表されました。かつて韓国は東経127度30分を基準にしていたことがありましたが、国際的な慣行のため東経135度を基準とする「平均太陽時」(天空を一定の速度で運動すると仮定した仮想の太陽の動きに基づいて決められた時刻)を採用しています。

韓国と北朝鮮には時差がある

日本と韓国の時差がなくなった経緯についてお話しました。ところで、韓国のすぐ北にある「北朝鮮」と韓国には、最近まで時差があったことをご存知でしたか?南北で30分の時差がありましたが、2018年に北朝鮮がソウルの時間に合わせることになりました。

現在は日本・韓国・北朝鮮に時差がなくなったのですね。金正恩氏が南北首脳会談で時差を解消する意向を示したとされ、民族の和解と団結に向けた第一歩となったことが話題になりました。

【参考サイト:日刊工業新聞

まとめ

日本と韓国の時差がなくなった件について調査しました。かつては30分の時差があった日本と韓国ですが、国際的な慣行のため現在は時間が統一されており、現在時刻の差はありません。しかし実際に日の出・日の入の時間帯には最大50分もの差が生じており、日本の時間感覚で韓国を観光すると違和感を覚えるかもしれません。

時間は同じなので時差ボケは少ないかもしれませんが、朝晩の空を見て、かつて存在した時差を感じることができるでしょう。

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