キムチの種類がどれくらいあるか知っていますか?日本でも豊富な種類が売られているキムチは、私たちの生活にもすっかり定着しましたね。日本の漬物も美味しいですが、パンチのあるキムチはご飯や豆腐、鍋やチーズにも合う万能な食べ物として、さまざまなレシピが生まれています。では、本場・韓国で慣れ親しまれているキムチは何種類あるのか、見てみましょう。変わり種やキムチの具材の選び方など、本場ならではのキムチの楽しみ方をリサーチしました。
目次
キムチの種類は何種類ある?
キムチの種類は、本場・韓国では数えきれないほどあるそうです。ここでは、韓国で食べられているキムチの中から定番の味を5種類、変わり種キムチを3種類ご紹介します。定番キムチも変わり種キムチも、スーパーで売られている野菜で気軽に作れるものばかり。キムチが好きで、いろいろな具材で作ってみたいという人は、ぜひこの記事でご紹介しているキムチにも挑戦してみてはいかがでしょうか。
白菜キムチ
まずは、定番の白菜キムチです。塩漬けにした白菜の間に、コチュジャンやショウガ、にんにく、ネギなどを塗り込み漬けたものです。じっくり熟成させ、酸味を引き出すのがおいしく漬けるポイント。辛みと酸味が少しずつ進み、風味が増していきます。そのまま食べてもおいしいですが、キムチ炒飯や豚キムチなどにも使われていますね。白菜キムチの中には、唐辛子を使わない白キムチと呼ばれるものもあり、子どもも楽しむことができます。また、白菜にシーフードを混ぜて漬けるポッサムキムチという種類もありますよ。
大根キムチ(カクテキ)
大根キムチは、日本で「カクテキ」と呼ばれて親しまれていますね。大根の角切りを漬け込んだもので、ポリポリ楽しい食感とみずみずしい大根のフレッシュさを感じることができます。こってりした肉料理とともに、箸休めとして食べられることが多く、お酒のおつまみにする人もいるそうです。葉がついたままの大根を漬けるキムチや、間引きした大根を漬けた苦みが特徴のキムチもあります。
オイキムチ
オイキムチは、きゅうりで作るキムチです。ネギやニラなどの薬味と一緒に付け込み、さっぱりおいしく食べられるキムチの種類です。きゅうりは夏野菜として水分補給にもなるので、暑い時期にはオイキムチが食卓にあると嬉しいですね!しかし、水分が多いきゅうりは傷みやすいので、発酵期間を短めにし早めに食べ切るのが基本です。
ネギキムチ
ネギキムチは、青ネギや小ネギを漬けたキムチです。ネギには発汗作用があるので、キムチにして摂取することで消化を促進し、ダイエットにも良いとされているキムチです。漬けたてはネギの辛みが強く、常温で発酵するとマイルドで食べやすくなるそうです。ネギキムチは長持ちするので、韓国の一般家庭でよく作られるキムチの種類です。
ナスキムチ
ナスキムチは、夏によく食べられるキムチの種類です。体を冷やす効果のあるナスをキムチでさっぱり食べることで、食欲のない暑い時期でもエネルギー補給になります。お酒との相性も良く、特にビールのおつまみとして人気のキムチだそうですよ。また、ナスと豚肉の相性が良いため、豚キムチを作る際にナスキムチを使うこともあるそうです。
キムチの種類で変わり種は?
キムチの種類の中には、みなさんが食べたことがないかもしれない「変わり種」も存在しています。白菜や大根、きゅうり以外にもキムチの種類は豊富にあり、なんと韓国の一般家庭ではキムチ専用の冷蔵庫を置くのが定番なんだとか!そんなキムチ専用の冷蔵庫には、メジャーなキムチから変わり種キムチまで豊富に保存されています。食事のメニューに合わせて、食卓に並べるキムチの種類を変えるのも楽しそうですね。それでは、変わり種キムチの種類を見てみましょう。
サツマイモキムチ
サツマイモキムチは、その名の通りサツマイモをコチュジャンなどの薬味で漬けたキムチです。甘くてホクホクしたサツマイモは、キムチにするというイメージがありませんよね。柔らかく蒸したサツマイモを皮付きのまま漬けたサツマイモキムチは、整腸作用も期待できる美容に良い一品。サツマイモの甘みとキムチのスパイスが絡んで、やみつきになる味わいだそうですよ。
からし菜キムチ
からし菜で作るキムチは、シャキシャキとした食感が特徴のキムチの種類です。からし菜というもともと辛みのある野菜をキムチにするため、ピリッと刺激的な辛さがやみつきになります。からし菜の独特の香りは、韓国本場で食べられているキムチの文化を感じられる味わい。白米にも合いますし、お酒のおつまみとしても十分な深みのある味です。
キャベツキムチ
キャベツで作るキムチは、韓国から外国に移住した人たちの中で、白菜が手に入りづらい国に住む場合に代用されていたキムチの種類です。日本では、特に沖縄で白菜が入手しづらかった時代に、キャベツキムチが食べられていたそうです。キャベツの自然な甘みとキムチの辛み、酸味が絶妙にマッチして、白菜キムチに引けを取らないおいしさだそうですよ。
キムチの種類には「発酵」と「非発酵」がある
キムチの種類には、発酵させるものとさせないものがあることをご存知でしょうか?キムチといえば発酵食品のイメージがあり、それゆえのおいしい酸味が生まれると思いますよね。実は本場・韓国では発酵させないキムチがあり、熟成させる前に食べるため、野菜本来のビタミンCや食物繊維をそのまま摂取することができるメリットがあります。ただし、乳酸菌の量は発酵キムチのほうが多いので、好みに合わせて選んでみてくださいね。
まとめ
キムチの種類について解説しました。韓国で食べられている国民食・キムチ。日本にもさまざまなキムチの種類が並び、豊富な野菜や海鮮をキムチで摂取できるようになりました。白米にもぴったりで、ダイエットレシピにも定番のキムチですが、私たちが知っているよりも多くの種類が存在していましたね。豊富なキムチを試してみたい人は、ぜひこの記事でご紹介したキムチを購入したり、作ったりしてみてはいかがでしょうか。