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受験戦争!韓国が学歴社会が根強いのはなぜ?特徴や問題点も!

受験戦争!韓国が学歴社会が根強いのはなぜ?特徴や問題点も!

この記事では韓国に根強く残る学歴社会について調査しました。韓国は日本と同じく学歴重視の文化があるイメージですよね。しかし、蓋を開けてみると日本よりもその風潮が強く、中には過剰な教育を施す家庭もあるとか。韓国の学歴社会はどのようなもので、問題視されていることはあるのでしょうか? 比較的文化が近いといわれる日本ですが、韓国の学歴社会の実態を見ると、驚かされることがありました。

韓国の学歴社会が根強いのはなぜ?

韓国の学歴社会が根強いのは、学歴以前に韓国の若者が目指す「勝ち組」の条件にあるようです。韓国の若者は、まず「ソウルで暮らすこと」を目指して勉学に励みます。学歴というより「どの大学でもいいからソウルを目指す」ことを目的としているケースも多いそうです。ソウルの大学を出て、ソウルの企業に就職し、ソウルで家庭を築き子育てをするという人生設計こそが、韓国出身の人にとって「勝ち組」であると考えられています。そのため、韓国ではソウルにある大学を目指さなければならず、学歴社会となっているのですね。

【参考サイト:東洋経済オンライン

ソウル以外に有名校がない

韓国の学歴社会が根強く、また若者が揃ってソウルを目指すのは、ソウル以外に有名な大学がないからだとされています。日本でもよく「Fラン大学」と呼ばれる大学がありますが、韓国にも同じような呼び名の大学があり、それらは決まって地方にある大学だそう。地方大学に入学するとそこからのキャリアアップが難しいため、韓国では何としてでもソウルの大学に入れるよう必死で勉強するのだそうです。大学準備のための高校選びから、各家庭では血眼になっているようです。

【参考サイト:ASIA to JAPAN

韓国で「敗者復活」はありえない

韓国の学歴社会が根強いのは、韓国で「敗者復活」が叶うことはほぼないからだそうです。前述のいわゆる「Fラン」レベルの大学に入学した生徒は勉強への意欲が低く、就職活動も苦戦しているそう。韓国の地方大学では、留学生を募って学費をまかなっているほどだそうですよ。ソウルの大学に進学できず、地方の大学しか道がなかった人は、そこから巻き返すのが難しいそうです。大学が一生のキャリアにつながるため、韓国ではソウルの大学に通うために学歴社会となっているのです。

【参考サイト:GLOBE

韓国の学歴社会における問題点とは?

韓国では、学歴社会が根強いことで問題点も生まれています。若者たちが揃ってソウル市内の大学を目指すことで、就職率が低下しているのです。この仕組みは、学歴社会の韓国で若者たちが目指す就職先と、実際の企業の募集人数が合わないことにあります。学生たちは大企業や有名企業ばかりを目指しますが、倍率が高すぎて就職できない人が増えるということですね。韓国の学歴社会では大企業に勤めることも重要視されるので、地方企業を受けようとする学生は少ないのだそうですよ。

まとめ

韓国に根強く残る学歴社会について調査しました。日本でもまだまだ学歴社会が残っていますが、韓国の方が深刻な問題を抱えているようにも見えますね。韓国では、とにかく若者が目指すべきはソウル。ソウルの大学に入ることで、その先の人生をソウル拠点で送ることができ、それこそが韓国の人にとっての「勝ち組」であると考えられています。エリートが多い韓国ですが、惜しくも志望大学に進学できなかった人や、地方で暮らすことになった人にとっても、良い未来のある社会になってほしいですね。