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韓ドラ『トンイ』は実話なの?モデルの人物や時代設定、歴史的背景を解説!

韓ドラ『トンイ』は実話なの?モデルの人物や時代設定、歴史的背景を解説!

今や世界的なブームとなっている韓流。アイドルも韓国料理も韓国ファッションだって世界中から注目を集めていますよね。中でも韓流ドラマはサブスクでも常連となっています。復讐ものの、黄金仮面 韓国ドラマ あらすじ 最終回についても気になりますが…。今回は日本でも人気の、韓ドラ時代劇「トンイ」について、モデルとなった人物や時代設定、歴史的背景を解説していきたいと思います!さてさて、トンイは実話なのでしょうか?

まずはドラマのあらすじをサクッとおさらいしておきましょう。

韓ドラ『トンイ』のあらすじ

最下層の身分であった心優しいトンイが権力争いの陰謀により、殺された父と兄の無実を証明するために、宮廷で働きながら事件の真相を暴いていきます。また粛宗を巡るドラマチックなロマンスを経て、朝鮮王朝第19代王・粛宗の側室となり、後の第21代王・英祖の生母となったトンイの一代記。

『トンイ』は実話だったのか!?

気になるのは、トンイが実話だったのか!?という部分ですよね。まずはトンイのモデルとなった人物について見ていきましょう。

『トンイ』のモデルとなった人物とは?

1670年〜1718年に実在した淑嬪 崔氏(スクピン チェシ)という女性が『トンイ』のモデルとされています。スクピン チェシは、朝鮮王国時代の第19代国王 粛宗(スクチョン)の側室であり、第21代国王 英祖(ヨンジュ)の生母でもあります。

しかしながら、実在するスクピン チェシの出生や家族構成など、宮廷に入る前の記録や資料は、ほとんど残っていません。ということで、ドラマ『トンイ』ではドラマティックな部分も含め、フィクションが多く含まれているようです。ちなみに『トンイ』という名前もフィクションなんだとか。

『トンイ』の時代設定と歴史的背景とは?

トンイの時代設定は朝鮮王朝時代中期、17世紀末頃ということで、歴史的背景としては、中国では明が衰退し、満州地方の女真が力を増してきます。その後、清が成立すると、朝鮮王朝をも脅かし、事実上は清朝の属国なっています。朝鮮王朝内では、王権をめぐって両班層の有力氏族である、改革派の東人と保守派の西人、さらに穏健派の南人と強硬派の北人に分裂し対立する党争が続いていました。この時代国力は衰えていきますが、独自の文化が発展を遂げた時代でもありました。を形成していった。

トンイの実在した歴史上の人物はだれ?

  • 粛宗(スクチョン):1674年〜1720年までの間、19代国王を務めています。スクチョンは、14歳で即位し、代理を立てずに自分で仕事をこなしたそうです。王権を強化し社会諸制度整備と、経済発展に業績を残しています。
  • 張禧嬪(チャン・ヒビン):本名は張玉貞(チャン・オクチョン)。第19代国王粛宗の側室で、第20代国王景宗(キョンジョン)の生母です。朝鮮史上唯一、中人出身から王妃にまでのぼりつめたのですが、権力に固執し仁顕王后を呪詛で呪殺したと言う記述もあり「朝鮮三大悪女」と呼ばれているそうです。
  • 仁顕王后 閔氏(イニョンワンフ ビンシ):粛宗の2番目の正室。元々病弱で、子宝にも恵まれず、南人派の策略によって廃位となり貧困生活を送る。復位後も、貧しい生活がたたったためか、一説では心臓病と言われているが、若くしてなくなってしまったそうです。

まとめ

「トンイ」について、モデルとなった人物や時代設定、歴史的背景を解説してきましたがいかがでしたか?フィクション部分を多く含むものの、トンイは実話も散りばめられていましたね。

トンイをもう一度見たくなったので、今から見てきマース!みなさんもいかがですか?