韓国で話題の「タマネギ男」を知っていますか?韓国の前大統領・文在寅(ムンジェイン)氏の側近で、12の罪に問われた男だと報じられています。この記事では、この男がなぜタマネギ男と呼ばれるようになったのか由来について調べました。また、タマネギ男というあだ名がついたきっかけになった数々の不祥事についてもまとめてみます。
目次
韓国「タマネギ男」って誰?
韓国のタマネギ男の名前は、チョ・グクといいます。
韓国の政治家であり、法学者、そしてソウル大学の教授という顔も持っています。大統領府民情首席秘書官、法務部長官を歴任し、現在も政治家として活動しています。私生活では娘と息子がいる父親であり、この子どもたちに関係するエピソードこそが、チョ・グク氏にタマネギ男というあだ名がついた理由にもなっていました。
韓国・タマネギ男のあだ名の由来は?
チョ・グク氏が韓国で「タマネギ男」と呼ばれるようになった理由は、むいてもむいても新たな疑惑が出てきたからだといわれています。まさに身のないタマネギのように、延々と剥き続けることができることを揶揄して、韓国ではタマネギ男と呼ばれるようになったのですね。韓国でタマネギ男というあだ名がついたことは、日本でも大きく報じられました。
韓国・タマネギ男の現在は?
韓国・タマネギ男ことチョ・グク氏は現在、政権・与党に立候補するなど積極的に政治活動を行っていました。選挙の直前に、新党「祖国革新党」を結成。「祖国」は、漢字の通り日本語では「そこく」と読みますが、実は韓国語(ハングル)では「チョグク」と読みます。そう、チョ・グク氏の名前と同音異義語なんです。個人の名前を政党の名称にするのは禁じられていますが、表記が違うために認められたそう。そして、チョ・グク氏は「チョグク革新党」の党首として、支持率は最高29.5%にまで上ったそうですよ。
【参考サイト:東洋経済オンライン】
韓国「タマネギ男」の不祥事まとめ
それでは、そんな韓国のタマネギ男ことチョ・グク氏の不祥事をまとめてみましょう。
不祥事 | 内容 |
娘の不正入学疑惑 | 韓国の名門大学に娘を入学させるため、2週間のインターンシップのみで研究論文の筆頭著者にさせ不正入学をはたらいた |
娘の不正進学疑惑 | 娘を大学院に進学させるため、妻と共謀して東洋大学校総長の表彰状を偽造した |
息子の徴兵忌避疑惑 | アメリカと韓国の二重国籍を持っていた息子が、5度の入隊延期を繰り返していたため、兵役逃れを試みていたとされた |
民間投資会社の不正投資疑惑 | 民間投資会社と74億ウォンの投資約定をしながら実際は10億5000万ウォンしか投資せず、財産隠しをしていたとされた |
熊東学園関連疑惑 | チョ・グク一家が運営していた学校法人「熊東学園」の事務局長を、チョ・グク氏の弟が務めており、教師志願者の親から計2億1000万ウォンの賄賂を受け取った |
従祖父の叙勲申請脱落 | 2006年に従祖父の叙勲申請に脱落しており、その理由として従祖父が、左翼団体の民主主義民族戦線の中央委員や南朝鮮労働党の労働部長を務めたとされた |
著作権違反疑惑 | ソウル大法学修士論文において、複数の日本人学者の先行論文を出典なしで韓国語に翻訳し提出されていた |
年齢詐称疑惑 | 「ソウル大学に16歳で飛び級入学した」という逸話で知られるチョ・グク氏だが、実は2年サバを読んでいたことが元野党議員から暴露された |
息子の試験にて不正疑惑 | 息子が通うジョージ・ワシントン大学の試験問題を家族のチャットグループに試験問題を載せ、チョ・グク氏が代わりに回答した |
まとめ
韓国でタマネギ男と呼ばれたチョ・グク氏の、むいてもむいても出てくる疑惑についてまとめました。主に親族をめぐる疑惑が大半を占め、妻と共謀していたことも明らかになりました。2024年には竹島に上陸し領有権を主張したことが、日本のメディアでも大きく報じられましたね。いまだ疑惑の目が向けられているチョ・グク氏ですが、そのしぶとさから一部では人気を誇っているともいわれています。今後の動向について見守られますね。