この記事では、韓国語のキーボードの打ち方をご紹介します。パソコンやスマホで韓国語を打ち込みたいとき、韓国語のキーボードを入れると便利です。韓国語は、外部サイトで翻訳したものをコピーして打ち込むこともできますが、ご自身で打ち込める人や韓国語を勉強中の人は、ぜひキーボードの打ち方を覚えてみてください。韓国語を打つことでハングルの仕組みをより理解できるだけでなく、語彙力や理解力も深まるかもしれません。韓国語学習中の人におすすめの、キーボードの打ち方を解説します。
目次
韓国語のキーボードの打ち方は?
韓国語のキーボードを打つには、まずお使いのデバイスに韓国語のキーボードを導入する必要があります。デフォルトでは日本語キーボードのみ、もしくは英語キーボードと2つの種類が入っていることが多いですが、韓国語はデフォルトで入っているものではないので、新たに追加しましょう。キーボードの追加方法は機種やメーカーによって若干の違いがありますので、以下にて解説します。
Windowsの場合
Windowsの場合は、デスクトップ左下もしくは中央下にあるスタートボタンをクリックし「設定」へ移動します。設定を開くと、細かな項目がずらりと出てきますので「時刻と言語」をクリック。「言語」を選択し「言語を追加」をクリックします。すると、検索窓が出てきますので、その検索窓に「韓国語」と打ち込みます。韓国語が出てきたらクリックし「インストール」で完了です。韓国語のキーボードをインストールすると、日本語と韓国語のキーボードを行き来できるようになります。画面右下の「あ」と表示されたMicrosoft IMEをクリックし、日本語か韓国語か選択して切り替えましょう。
Macの場合
Macの場合は「システム環境設定」から韓国語のキーボードを選択できます。「アップルメニュー」を開き「システム設定」を選択したら、サイドバーにある「キーボード」をクリックします。「キーボード」は、画面下までスクロールする必要があるかもしれませんので、見つからない人はスクロールしてみてくださいね。そこから「テキスト入力」に移動し「編集」をクリックします。「+」をクリックすると、言語が検索できますので、韓国語を検索して「追加」をクリックしましょう。
参考:Macユーザーガイド
iPhoneの場合
iPhoneの場合は「設定」から「一般」に行き「キーボード」をタップします。その後、再度「キーボード」という項目が出てきますのでタップすると、下の方に「新しいキーボードを追加」という項目があります。「新しいキーボードを追加」をタップすると、入れられるキーボードの言語がずらりと出てきますので、韓国語を選んでタップ。すると「テンキー」と「標準」を選ぶことができます。テンキーはスマホでひらがなを入力する際のキーボードですが、韓国語のテンキーは初心者向けではないので、標準が推奨されています。
Androidの場合
Androidの場合は「設定」から「一般管理」へ行きます。「キーボード設定」をタップすると「言語とタイプ」もしくは「言語と文字入力」という項目が出てきますので、選択してください。次にキーボードの種類を選ぶ画面になりますので「Gboard」をタップ。そこから「言語」に進み「韓国語」を追加し、iPhoneと同じようにテンキーではなく「標準」を選択したら、キーボードの追加は完了です。打ち込む際に、日本語と韓国語を切り替えられます。
韓国語キーボードの打ち方には2種類ある
韓国語のキーボードを打つには、2種類の方法があります。韓国語をどのように学習しているかによって、また韓国語のレベルがどれくらいかによって、選ぶべき方法が違います。それぞれに合ったキーボードを選んで、効果的に打ち込み練習をしましょう。韓国語のキーボードは、ハングルの組み合わせや仕組みを知らないと打つことが難しいでしょう。キーボードを打ってみたい場合は、まずハングルの基本知識(「さ」と打つには何と何が必要か、など)を知っておきましょう。
2ボル式
2ボル式(2 Bulsik)とは、もっとも一般的な韓国語キーボードです。ハングルを「子音」と「母音」に分けて、それぞれを組み合わせながら入力する方法です。ハングルは日本語と異なり、子音と母音の組み合わせで文字が決まります。ローマ字と同じだというふうに考えると、イメージしやすいかもしれません。「か」を表すには「K」と「A」が必要なように、韓国語では「ㄱ」と「ㅏ」が必要になります。2ボル式はパソコンのように子音と母音がキーボードにすべて並びますので、そこから必要な音を選んで打つという方法です。
天地人式
天地人式とは、キーボードでいう「テンキー」の入力方法です。
このように、キーボードの数が限られているので、いくつかの子音がまとめられているのが分かりますね。これは、ハングルや子音・母音の組み合わせを理解していないと難しい方法であり、ハングルの書き順どおりに打ち込んでいくものです。そのため、ハングルをすらすら書ける人は、天地人式にも慣れることができるかもしれません。天地人式はガラケー時代に使われていた入力方法で、現在はあまりみられないそうですよ。
韓国語キーボードを打つ際に役立つツール
韓国語のキーボードを打つのも、韓国語学習の一環ですよね。韓国語で友人にメッセージを送りたい人や、推しのSNSに韓国語でコメントしたい人もいれば、学習に使いたい人もいることでしょう。そんなときは、韓国語のキーボードを打つ練習として「タイピングゲーム」を使ってみるのがおすすめです。1文字ずつ丁寧に出題してくれるので、早く打つ特訓ができますよ。また、タイピング方法を解説している動画もありますので、参考にしてみてくださいね。
まとめ
韓国語のキーボードの打ち方について解説しました。韓国語のキーボードはもとからインストールされているものではないため、それぞれの機種に適した方法でキーボードを追加する必要があります。韓国語のキーボードを追加できれば、あとはご自身の知識を活かして入力するだけ。まだ練習が必要な場合には、タイピングゲームやYouTube動画を活用して、効果的に学習してくださいね。


