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北朝鮮は韓国語が通じるの?北朝鮮語との違いは発音?詳細を解説!

北朝鮮は韓国語が通じるの?北朝鮮語との違いは発音?詳細を解説!

この記事では、北朝鮮で韓国語が通じるのかどうか調査しました。韓国と北朝鮮は南北が分断して以降、それぞれ独立国になりました。もともとは同じことが話されていた韓国と北朝鮮ですが、70年近く経過した今は、方言というわずかな違いを超えてまったく違うものになってきているそうです。

それでは、北朝鮮で韓国語を話した場合には国民に伝わるのでしょうか?具体的な違いを解説していきましょう。

北朝鮮は韓国語が通じる?

現代では、北朝鮮で韓国語がまったく通じないことはないそうです。しかし、もともと同じ言葉が使われる1つの国だったことを考えると、現代では双方の言葉が大きく違ってきており、今後コミュニケーションが取れなくなるほどかけ離れていくことが懸念されています。

【参考サイト:東京外国語大学

イメージでいうと、アメリカとイギリスで話される英語が少しずつ異なっているような違いだそうです。使う単語が違ったり、発音が違ったりする程度なので、外国語のように理解ができないレベルではないようですね。

「朝鮮語」と「韓国語」は同じ?

北朝鮮の言葉は「朝鮮語」韓国の言葉は「韓国語」とよばれます。そのため、2つの言語が違うものなのではないかと思う方もいるかもしれません。実は、朝鮮語と韓国語という呼び名は日本語特有のもので、どちらも同じものを意味しています。「朝鮮語」というと北朝鮮の言葉も韓国の言葉も意味することになり、逆も然りです。

【参考サイト:東京外国語大学

北朝鮮と韓国の言葉の共通点と違い

北朝鮮で使われる言葉「朝鮮語」と韓国語では、共通点と相違点があります。もともとは1つの国として同じ言葉を使っていたので、ベースは変わらないそうです。しかし、南北が分断し70年近く経った今、双方の国の方言や発音が少しずつ変化し、独自のルールを持って使われるようになりました。どんな点が同じで、どんな点が異なるのか見てみましょう。

同じハングルを使っている

北朝鮮の言葉と韓国語は、同じハングルというアルファベットを使っています。ハングルは、ローマ字のように子音と母音があり、それぞれを組み合わせて文字や単語を作る仕組みになっています。中には、片方では正式なハングルとして認められて、もう片方で認められていなかったり、片方では使われていてもう片方では別の文字に置き換えられたりするものもあるようです。

北朝鮮では外来語を使わない

北朝鮮の言葉と韓国語の違いの中に「外来語を使うか否か」という点があります。実は、北朝鮮では外来語が統制されており、ほぼすべての言葉を朝鮮語に置き換えて使います。

たとえば「ワンピース」は、韓国では「ワンピース」と呼ばれますが、北朝鮮では「タリノッ」(ぶら下がっている服)という言い方をします。また「携帯電話」を韓国では「ヒュデポン」といい、ヒュデが「携帯」(中国由来)でポンがphone(英語由来)となりますが、北朝鮮では「ソンチョナ」(手電話)という言い方をするのです。

まとめ

北朝鮮で韓国語が通じるのか、調査しました。北朝鮮で韓国語は通じる言葉だそうですが、使う単語や発音が異なることで、理解できない場面もあるようです。しかし、英語という1つの言葉がアメリカとイギリスで異なる使われ方をしているように、北朝鮮と韓国でも、それぞれの民族文化に合わせて言語が形を変えています。南北の分断が続けば、さらにお互いの言葉が変化を続け、コミュニケーションがとれなくなる未来も懸念されているようです。