この記事では、チャミスルが体に悪いという噂について調査しました。チャミスルは韓国の焼酎で、辛い物が豊富な韓国料理と相性抜群のお酒です。韓国では、お酒といえば焼酎かビールだというほどポピュラーな飲み物で、中でもチャミスルは国民酒といってもよいほど愛されています。チャミスルはフレーバーや口当たりの種類が豊富にあり、老若男女問わずさまざまな人が楽しめるラインナップになっています。そんなチャミスル、実は体に悪いといわれることもあるのだそうです。一体なぜなのか、噂は事実なのか、調査してみましょう。
目次
チャミスルが体に悪いって本当?
チャミスルが体に悪いといわれていますが、これにはいくつかの理由があるようです。しかし結論からいうと、チャミスルが他のお酒と比べて体に悪いということはなく、お酒なので適量を摂取する分には問題ないようです。それでは、なぜチャミスルが体に悪いといわれるようになったのか見てみましょう。チャミスルに含まれる成分やチャミスルのイメージが関係していたようです。
チャミスルには天然甘味料が使われている
チャミスルが体に悪いといわれているのは、天然甘味料が使われているからです。チャミスルに含まれる天然甘味料は「ステビア」で、天然物の中で最も安全性が確認された植物由来の甘味料といわれています。南米パラグアイとブラジルの国境地帯に自生し、葉っぱを噛むだけで甘さが口の中に広がります。砂糖の200~300倍という甘さですが、実は味わいは穏やかでなじみ深いものだそうですよ。
【参考サイト:守田化学工業株式会社】
ステビアは安全な甘味料ですが、キク科の植物なので、キク系のアレルギーを持っている人は避けた方が良いでしょう。
おいしくて飲みすぎてしまう
チャミスルが体に悪いといわれているのは、チャミスルが飲みやすくゴクゴク飲めてしまうことも理由の1つです。チャミスルは焼酎の一種ですが、口当たりがよく甘みもあるため、日本の焼酎よりも飲みやすいと感じる人が多くいます。爽やかなジュース感覚で飲めてしまうことから、飲みすぎて体に悪いという懸念がされているようです。
おいしいからといって、飲酒量が増えすぎないようにしなければなりませんね。特にチャミスルは飲みやすいので、ストレートでゴクゴク飲みすぎないようにしましょう。
「太りにくい」といわれているため飲みすぎてしまう
チャミスルが体に悪いといわれているのは、チャミスルが太りにくいというイメージを持っていることです。チャミスルは飲みやすい口当たりや爽やかな風味、そして焼酎であるということから、太りにくい飲み物だと思われている方もいるかもしれません。しかし、アルコールには1gあたり7.1kcalあるといわれており、アルコール度数の高い飲み物ほどカロリーも高いということが分かります。
【参考サイト:月桂冠】
さらにチャミスルは甘味料も含まれているので、どちらかというと太りやすい飲み物だと考えた方が良いでしょう。
チャミスルはどうやって飲む?
チャミスル自体に危険性があるわけではないということが分かったところで、安全に楽しくお酒を楽しむ飲み方をご紹介します。先にお伝えしたように、チャミスルが太りにくいといわれていたり美味しかったりするという理由で、飲みすぎてしまうのは要注意ですよ。適量を美味しくたしなみましょう!では、韓国での飲み方やアレンジ方法について見てみましょう。
注ぎ方にマナーがある?
チャミスルに限らず、韓国のお酒の注ぎ方にはマナーがあります。韓国でチャミスルを飲む場合、また韓国籍で年上の人と同じ席にいる場合、韓国でのマナーに従うと良いでしょう。目上の人にお酒を注ぐ際、右手で瓶のラベルを覆うように持ちます。左手を瓶または右ひじに添え、グラス7分目くらいまで注ぎましょう。自分が飲むときには、目上の人から飲んでいる姿が見えないよう横を向き、両手でグラスを添えながら口元を隠すのがマナーです。
参考サイト:毎日グリル部
横を向いて飲むのは、年長者にグラスの底を見せるのが失礼だという価値観によるものだそうです。
参考サイト:TRiP EDiTOR
韓国ドラマで見る「爆弾酒」って何?
チャミスルで「爆弾酒」を作ることができます。韓国ドラマをよく見る人は、爆弾酒という言葉を聞いたことがあるかもしれません。焼酎やビールなどをミックスして、一気飲み用にするのが主な目的だそうです。チャミスルも焼酎ですので、おしゃれな爆弾酒を作ることができますよ。
ViViで紹介されていたおすすめレシピは、チャミスル(フレッシュ)とビールを合わせるというもの。チャミスルの甘みでビールの苦みが消え、爽やかで飲みやすくなるのだとか!
チャミスル以外に身体に悪いといわれるお酒はある?
チャミスルが体に悪いといわれるように、韓国のお酒にはほかにも健康が懸念されるものがあるようです。しかし、結論から言うと健康に害のあるお酒ではありません。日本酒やビールと同じく、飲みすぎると体に悪いという意味合いであることが分かりました。どのようなお酒が挙げられているのか見てみましょう。あわせて、健康的な飲み方もご紹介します。
マッコリ
チャミスルと同じくらい有名な韓国のお酒・マッコリ。
マッコリが体に悪いといわれるのは、甘くてカロリーが高いからというのが主な理由のようです。そして、ほかのお酒と同じようにアルコール度数も高いので、アルコールに弱い人は飲みすぎに注意しましょう。適量を守り、また無添加や無糖のマッコリを選ぶことで、少しでも健康に良いマッコリに出会えるでしょう。
韓国ビール
韓国ビールは、日本のビールと違って苦みが少なくすっきりした味わいであるのが特徴です。麦芽の割合が少ないため、日本のものよりも飲みやすいといわれることもありますよ。時には「日本のビールと比べて味が薄い」といわれることもあり、それが原因で飲みすぎてしまう人も。そのため「韓国ビールは体に悪い」「酔いやすい」というイメージがついてしまうようですが、こちらも適量を守れば問題ありません。
ソジュ
ソジュは、日本語にすると「焼酎」です。この記事でご紹介してきたチャミスルもソジュの一種ですが、韓国にはさまざまな種類のソジュがあります。たのしいお酒.jpによると、韓国のソジュはビールに次いで人気の高いお酒だそうです。日本の焼酎と比べてアルコール度数が低く、ストレートでも飲みやすいのが特徴。ソジュはフルーツフレーバーが豊富にあり、つい飲みすぎてしまうのが注意点です。チャミスルもそうですが、甘くてジュースのように飲めてしまうので、二日酔いがひどく「ソジュは体に悪いのでは?」といわれることがあるようです。
まとめ
チャミスルが体に悪いといわれる理由について調査しました。チャミスルはお酒なので、飲みすぎてしまうと高カロリー摂取の要因となったり、健康に被害を及ぼしたりする可能性もあります。しかし、チャミスルが他のお酒と比べて体に悪いということはなく、おいしく楽しく飲めるポピュラーなお酒であることも分かりました。チャミスルに限らず、お酒を飲みすぎて健康面や失態をしないように、みんなで楽しめるような飲み方ができたら良いですね。