この記事では、韓国語の翻訳アプリ「papago」と「LINE」の使い方を比較しながらご紹介します。韓国のエンタメ(ドラマや音楽など)に関する記事を読む際に活用できたり、カジュアルな会話を翻訳したりできる便利なサービスです。韓国のタクシーアプリなどと一緒に、スマホに常備しておくことをおすすめします。「papago」と「LINE」の使い方や機能を比べながら解説しますので、用途や目的に合うほうを使ってみてくださいね。
目次
「papago(パパゴ)」ってどんなアプリ?
papagoはNAVER社が提供する翻訳サービスで、韓国語、英語、日本語、中国語などに対応しています。直訳するのではなく、文脈に合った自然な翻訳をしてくれるのが特徴で、会話や小説など”意味を汲み取る必要のある文章”を翻訳するのに適しています。
NAVER社が別の目的で流用する可能性があるため、機密情報や個人情報は入力しないようにしましょう。
papagoはNAVERの検索エンジンを使っている
papagoが韓国語翻訳におすすめの理由は、NEVER社の検索エンジンを使って情報を収集しているからです。NEVER社は韓国の大手インターネットサービス企業で、検索エンジン「NAVER」を運営しています。日本で使われているメッセージアプリ「LINE」の親会社としても知られていますね。NAVERの検索データベースを使ってpapagoを開発しているため、韓国語に強いということが分かります。
音声・テキスト・画像にも対応
papagoの便利なポイントは、音声やテキストなどの一般的な翻訳機能だけでなく、画像にも対応しているということ。papagoを開くと「音声」「会話」「画像」が選べるので、翻訳したい情報元に該当する項目を選ぶだけで、簡単に使うことができます。
「音声」はマイクに向かって話すだけ。「雑音を拾ってしまい正確に翻訳できない」という場合は、テキストを入力することもできます。「画像」をタップするとカメラが起動するので、翻訳したい画像にかざすだけで翻訳版が表示されるという便利さなんです。
「LINE通訳機能」ってどんなサービス?
papagoの比較対象として、同じNAVER社が提供元となるLINEの通訳機能を見てみましょう。LINEの通訳機能は、お使いのLINEアプリに搭載されている翻訳機能です。LINEの検索窓から、翻訳したい言語の公式アカウントを選択し、友達追加します。
あとはその公式アカウントのトーク画面を開いて、翻訳してほしい文章をメッセージで送るだけ。自動翻訳をしてすぐに返信してくれるので、知りたい情報をすぐに入手することができるんです。まさにメッセージアプリ「LINE」ならではの機能ですね。
LINE通訳機能はメッセージ上の翻訳に特化している
LINEの通訳機能、LINE上のメッセージを翻訳する機能です。そのため、上記papagoのように旅行先でさまざまな情報を翻訳する汎用性には欠けるかもしれませんが、メッセージ状の翻訳はばっちりでしょう。韓国旅行で使えるというより、LINEでお互いの言語を知らない人同士が会話をする際、本領を発揮するアプリです。LINEの親会社はpapagoと同じNAVER社なので、韓国語翻訳の精度も高いことが期待できます。
トークに招待すれば常に翻訳
LINEの通訳機能には、もう1つ便利な点があります。それは、追加した公式アカウントを別の人とのトークに招待すれば、そのトーク画面でのやりとりを逐一翻訳してくれるという点です。誰かと2人のトーク画面でも、グループLINEでも対応しており、そのトークに参加している人全員の発言を翻訳してくれるのです。翻訳の必要がなくなったら「@bye」と送信すれば、グループから退出までしてくれます。グローバルなLINEグループがある場合、便利な機能ですね!
メッセージ上の画像にも対応
LINEの通訳機能は、テキストメッセージだけでなく画像のアップロードも可能です。その場で写真を撮ったり、端末に入っている画像を呼び出して翻訳してもらったりすることもできます。画像の中にある文字を認識し書き起こしてくれるため、たとえば韓国旅行に行った際に、看板を撮ってすぐに翻訳してもらうことができるのですね。韓国語で書かれた画像の文字部分が綺麗に日本語に訳されているので、まるごと翻訳されているような感覚で、見やすいですね!
【参考サイト:LINEみんなの使い方ガイド】
韓国旅行で使うならどっち?
papagoとLINEを韓国旅行で使う場合、どちらにも活かせる特長があります。韓国旅行で人と会話をすることが多い場合はpapago、観光名所やカフェを巡るという過ごし方をされる場合はLINEと、使い分けてみると良いでしょう。ご自身の旅行プランによって、papagoとLINEを選ぶか、両方インストールしていくか決めてみてくださいね。なお、どちらも無料で使うことができますよ。
韓国語でコミュニケーションを取りたい場合はpapago
韓国旅行で、現地の人と積極的にコミュニケーションを取りたい場合には、papagoがおすすめです。papagoはテキストや音声だけでなく、人と人との会話を翻訳したり、また直訳ではなく自然な文脈を意識したりすることを得意としています。そのため、韓国で「生きたコミュニケーション」を楽しむには、papagoの翻訳精度が光るでしょう。直訳ではないので、相手の言っていることの細かなニュアンスまで汲み取れるのが、papagoのメリットです。
散策や巡り旅ならLINE
現地でのコミュニケーションよりも、観光名所や聖地を巡ったり、美味しいグルメを楽しんだりする「まったり旅」の場合は、LINEの通訳機能がおすすめです。LINEの通訳機能はメッセージを送信するだけで、一瞬で翻訳結果が返ってくるスピード感があります。また、画像の文字を認識する機能は、現地のお店のメニューや看板にカメラをかざすだけで、何が記されているのかすぐに分かりますよ。
まとめ
韓国語の翻訳サービス「papago」と「LINE」を比較しながらご紹介しました。papagoとLINEはどちらも韓国のインターネット企業・NAVER社が提供しているため、韓国語の精度が高いことで知られています。膨大な韓国語のデータベースから翻訳結果を提供してくれるので、韓国でも伝わりやすい自然な翻訳を叶えることができるのですね。韓国旅行で使ったり、LINEメッセージで使ったりと、活用方法もさまざま。韓国に興味がある人や、韓国語を勉強中の人も、ぜひこの機会に使ってみてくださいね。