韓国語と日本語はとてもよく似てるといわれています。韓国語と日本語が似てるため、お互いに言語を学んで話せるようになった人も多くいますね。韓国では日本語が第2言語として選択できるため、すでに流暢に話せる人もいます。日本では、昨今続く韓流ブームがきっかけで韓国語を学ぶ人が増えてきています。この記事では、韓国語と日本語が似てる理由について解説したいと思います。意外と知られていない歴史的背景もあり、韓国語を学ぶ人にとって興味深い内容となっていますよ。
目次
韓国語と日本語が似てる理由は?
韓国語と日本語が似てる理由は、両国の歴史にありました。韓国はかつて朝鮮だった時代に、日本の統治下だったことがあります。日本が韓国を植民地にしていた時代のことですね。その時代に、日本側が韓国に対し日本語教育を行ったことで、現在も韓国の年配者たちは日本語が流暢だといわれています。そして、日本語教育を行う中で韓国に言葉が伝わり、日本語が混じることもあったそうです。こういった歴史的背景があり、韓国語と日本語は似てるといわれるようになりました。
韓国語と日本語が似てるのは漢字由来の単語
韓国語と日本語が似てるのは、双方ともに漢字で表記できる単語です。たとえば、以下のようなものです。
- 家族(韓国語:カジョッ)
- 無理(韓国語:ムリ)
- 三角(韓国語:サンカッ)
- 公園(韓国語:コンワン)
- 計算(韓国語:ケサン)
このように、日本語で漢字表記をするものは、韓国語でも似てる発音になります。
漢字でない日本語と韓国語は似ていない
逆に漢字表記をしない日本語は、韓国語と似てるものが少ないのです。以下を見てみましょう。
- いってらっしゃい(韓国語:アンニョンイケセヨ)
- どうして?(韓国語:ウェ?)
- します(韓国語:ハムニダ)
- います(韓国語:イムニダ)
- やめて(韓国語:ハジマ)
いかがでしょうか。漢字表記をしない日本語と韓国語は似てるものが少なく、キーは漢字であることが分かりますね。
漢字の日本語と韓国語が似てるのは中国由来
漢字表記をする日本語と韓国語が似てるのは、どちらの国にも中国から共通した漢字が伝わったからです。中国から、日本と韓国に漢字が伝わり、それぞれの国の言葉が作られました。そのため、漢字由来の言葉では日本語と韓国語が似てるのです。かつては韓国でも漢字教育がなされていましたが、自分たちを統治・支配していた日本の風習を排除しようと、次第に漢字教育が廃れていきました。現在の韓国ではハングルが主流で、漢字を書ける若者は少ないそうですが、読み方は漢字の名残があるのですね。
まとめ
韓国語と日本語が似てる理由を解説しました。私たちにとってはピンと来ない時代の両国の関係性が、現在の言葉にも影響を及ぼしていました。韓国語を学びたい人は、韓国語能力検定とハングル検定がありますので、ご自身の目標に近い試験を受けてみることをおすすめします。韓国語と日本語は似てるので、学んだり覚えたりしやすいのも特徴。興味があったら、ぜひ韓国語と日本語の似てる単語から始めてみてはいかがでしょうか。