近年、ゲームは数ある業界の中でも最も目まぐるしく進化してきました。今後もその傾向は加速していくと思われます。ではその中で日本では何がトレンドになり、どのようなイノベーションが起こっていくのでしょうか？
目次
【時代別】日本のゲームの歴史
日本でもこれまで数多くのゲームが流行してきました。ではどのようなゲームがあったのか？10年ごとに時系列に紹介していきます。
1.1980年代に家庭用ゲーム機が登場
この時代は何といってもファミコンですね。1983年に任天堂がファミリーコンピューターを発売しました。これはゲーム史に残る大発明だったのではないでしょうか？8ビットのマイクロプロセッサが搭載されており、ソフトを変えれば数多くのゲームが楽しめます。この後で登場するゲームのベースとなっている印象です。ちなみに今でも中古ゲームショップで販売されています。
名作と考えられているゲームは数多くありますが、特に人気が高かったのはスーパーマリオブラザーズ。マリオはいまだに最新のゲーム機でもシリーズが販売されていますので、40年以上も世界的に圧倒的に人気があることになります。
2.1990年代には外出先でできるゲーム機が登場
この時代の代表はゲームボーイでしょう。ファミコンと比較するとゲームの内容ではなく、自宅以外でプレイできるという点が革命的です。単三電池4本で動く、モノクロの画面、結構重い、などの特徴があり今のスマホゲームと比較してしまうともちろん劣ってはしまいますが、それでも当時は大変な人気がありました。
特に大ヒットしたのはポケットモンスターシリーズでしょう。最初に赤、緑バージョンが販売され、現在も定期的に新作が出ています。30代40代の人はほとんどの人が持っていたのではないでしょうか？その後ゲームボーイポケットという軽量化されたモデルや、ゲームボーイカラーというカラーディスプレイのものが登場するなどどんどん改良されていきました。この時代に携帯型ゲームの基礎が築かれたことになります。
3.2000年代はオンラインゲームが登場
ここでXboxが登場します。オンラインゲームの基礎となったゲーム機といえるかもしれません。オンラインになったことで数多くのメリットが生まれます。たとえば、ゲームをダウンロードできるということ。それまではゲームソフトを買ってきて、本体にセットしてプレイするのが一般的でした。しかし、それだとゲームを買ってくる手間があります。オンラインという仕組みはその難点を完全に解消しているのです。
それ以外にも離れたところにいるプレイヤーと対戦したり、ボイスチャットでコミュニケーションをとりながらプレイできたりなど魅力は多数です。オンラインゲームが出てきた後はあまりオフラインのゲームは開発されなくなった印象があります。
4.2010年代はモバイル・ソーシャルゲーム
ここからモバイルゲームやソーシャルゲームが主役になっていきます。スマホが普及したことによりゲームのハードルがより下がりました。スマホは普段の生活で必要なので基本的に誰でも持っています。つまり、この時代以降は誰でもゲームをする環境を持っているのです。
特に日本でも流行したのはポケモンGOではないでしょうか？現実世界と仮想世界を融合したARゲームであるという点が革新的です。場所を移動することで得られるメリットが出てくるわけです。従来のゲームでは、その場所でプレイするのが当たり前でしたが、こうした新しいゲームは現実世界と連動させることで全く新しい楽しみ方を生み出したというわけです。
5.そして2020年代は最新IT技術の導入が加速中
2020年代の特徴はVR、AI、ブロックチェーン、メタバースなど新しい技術の導入が進んでいる印象です。たとえば、ブロックチェーン技術を活用した仮想通貨が登場したことで、ゲーム内で実際のお金をやり取りするハードルはかなり下がったと言えます。そのことも後押しとなり現在はオンラインカジノが世界的に流行しています。ネットカジノを紹介するイカサマンで取り上げられている人気サイトではお得なボーナスを使ってギャンブルに参加でき、ユーザーからの評価も高いです。このiGamingのジャンルは今後も流行していくと思われます。
また、VRはよりリアルな体験をユーザーに届ける上で有効です。格闘ゲームだったら今まではボタンを押すことでパンチ、キック、必殺技などを繰り出していましたが、VRを使えば画面上ではなく実際の三次元の空間に相手がいる感覚を作り出せます。ボタンではなく実際の動作で技を繰り出す時代はすぐそこまで来ています。
今後はどうなる？ゲーム業界で近い将来起きるイノベーションとは？
前述のとおり、ゲームはどんどん進化しており、その点からみても今後も進化し続けることはまず間違いないでしょう。では今後、ゲーム業界ではどんなイノベーションが起きると思いますか？予想してみました。
個人的にはゲーム開発のハードルが圧倒的に下がり、個人がゲーム内のコンテンツなどを販売できる時代がやってくると思います。現時点でもすでにゲーム開発エンジンのUnityやUnreal Engineを使って個人でゲームを開発する人はいます。たとえばテトリスのような単純なゲームを作るのは素人でも決して難しくはありません。もちろん、世間で大流行するようなゲームは個人だとまだ作れないと思いますが、ゲームの中の一部のコンテンツを作って販売するのは決して難しくはありません。
たとえば、ロールプレイングゲームの中で使う剣、盾、兜などのアイテムをデザインして売ったりできるようになるのが普通になっていくと予想します。そうなれば、ゲームは一般ユーザーにビジネスも提供できることになるわけです。実はこのような仕組みはすでに一部であると言えるのですが、まだまだ普及しているとは言えません。しかし、今後はゲームの世界だけで仕事をして生計を立てていくような人も増えていくのではないかと予想します。
まとめ
今回はゲームのトレンドや今後のイノベーションについて解説しました。温泉巡り、韓国ドラマ、スポーツ観戦など人によって趣味は様々ですが、ゲームは特におすすめです。前述のとおりゲームはいつの時代も進化しています。これはつまりそれだけ需要があるということです。今後もこの世界に注目していきましょう。きっとわくわくするような進化をどんどん遂げていくはずです。
